Enduro-Portugalsko 1998
1998年に開催されたエンデューロ世界選手権のポルトガル大会。翌1999年にISDEのポルトガル大会が古都コインブラで開催されます。ロマン・ミカリック(tm)は、1998年に125ccクラスのワールドタイトルを獲得。1999年のISDEポルトガル大会ではミカ・アオラがtm250でオーバーオールウィンと、tmレーシングの快挙が続いた時期でもあります。急峻な岩山が多いポルトガルでのイベントはコースが難しいことで知られます。1999年のコインブラ大会は約1/3がリタイアするという過酷な6日間でした。
最近はワールドエンデューロもISDEも、リエゾン、トランスファーセクションが比較的簡単で、スペシャルテストに比重が置かれていると言われています。ビデオでの映像も、ほとんどがスペシャルテストになっていますよね。ちょっと前は、こんなふうにリエゾンこそがエンデューロというイメージもありました。ユハ・サルミネンは最近のインタビューで、簡単で長いだけのルートは必要ない、トランスファーセクションは難易度を高く、かつ短く集中したものにすべきと思う、というような意味のことを話しています。高度に先鋭化し、たくさんの観客を集める現在の世界選手権の在り方を踏まえての意見だと思います。
しかし、例えば、タイム設定が緩く、比較的簡単な長いリエゾンは、エンデューロという競技の中で無意味なものであるかというと、ぼくは違うと思います。例え、全員がオンタイムで走りきって全員が減点ゼロであったとしても、その内容はそれぞれに違うはずです。リエゾンのこなし方のよしあし、またマシンのコンディションに与える影響はそれは、わずかであってもスペシャルテストでのタイムにも影響し、リザルトに反映されます。もっとも、全体として「楽しい!」ものであるべきてすが...。ルートを走行することはそれ自体がテストです。意味合いはスペシャルテストとは違いますが、だからこそ欠かせないと思います。
2:43あたりから出てくるHONDAはジャンマルコ・ロッシのXR250です。この年から始まった4t250ccクラスでワールドチャンピオンに輝きます。まだ欧州メーカーには4t250マシンがありませんでした。それにしても速かった!! そのあとにXR400のシリル・エスクィロールも登場します。チャンピオンは獲りませんでしたが、KTM400やフサベルと互角に走りました。いいバイクなんですXRは。
